三方よしで有名な近江商人に出会う移住体験
「“売り手よし”“買い手よし”“世間よし”」
そうです、近江商人の三方よしの考え方。
ビジネスを学んだことがある方であれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
そのビジネスの不変的な心得とも言うべき考え方の育まれた土地に興味を持ち、今回、念願の移住体験に参加させていただきました。
1日目、いざ沖島へ!
離島生活って聞いただけでわくわくしますよね?
体験プランを見た時点で「沖島??…離島?!」と近江八幡に向かう途中、すでにわくわく。
近江八幡駅に到着すると、素敵な白いメガネから個性が溢れだすコーディネーターさんが出迎えてくれました。
アイスブレイクを兼ねて、コワーキングスペース「BASIS POINT」へ。
美味しい紅茶をいただきながら継続発展するビジネス、社会に貢献するビジネスのあり方について話をうかがうことが出来ました。
コワーキングスペースを後にして離島「沖島」に向います。
海なし県として知られる滋賀にも離島があるとのことで、それが今回移住体験をする琵琶湖に浮かぶ「沖島」。
世界的にも珍しい淡水湖の島で、島民は多い時には800人ほどの方が生活をしていたようです。
島での懇親会のための食材も買い込み、いざ沖島へ!
沖島へは、近江八幡市の「堀切港」から所要時間はわずか10分ですが、到着後すぐに別世界の雰囲気、冒険の匂いが子供心をくすぐります。
到着後、さっそく島の方に魚料理をふるまっていただきました。
夕食後は集まったメンバー、そして民宿の方の方々と晩酌をしつつ身の上話に。
沖島の優しくも開放的な雰囲気、そして現地の方々の人柄により、親密度が急上昇した一晩を過ごしました。
短くも濃厚な離島生活を終え、「八幡堀」に向います。
近江商人の町
二日目の「八幡掘」とは、数々の映画・ドラマのロケ地となった、誰もが一度は目にしたことのある場所です。
堀沿いには当時の趣を伝える白壁の土蔵や旧家が残っており、(大好きな)「るろうに剣心」をはじめとする映画や大河ドラマ、朝ドラといった様々な時代劇のロケ地となっているんです。
古い町並みがよく保存されています。
そしてこの土地、ロケ地としてだけではなく、近江商人のふるさととして、その保存運動が展開されている町。
この素敵な町をまずはカヌーで巡ります。
カヌーを終え、次は歩いて町並みを回ります。
各所でわかりやすく説明してくださり町並みの味わいをより深いものにしてくださりました。
地元農作物とお酒の贅沢ディナー
町並散策の後は農家さん達の忘年会にお邪魔しました。
農家さん達がお持ちいただいたお米やハチの巣をご馳走してくださり地元を味わう贅沢な食事をいただきました。
農家さんそれぞれの想いやこだわりを聞くことが出来ました。
本当に貴重な体験をさせていただきました。
五感で農業体験
3日目は近江八幡で活躍する農業家でうかがい農業体験。
農家さんの話からはこれからの農業ビジネスのあり方、農家として次世代に何が残せるのか、高い可能性を強く感じる魅力的な内容のお話を聞かせいただきました。
今なお息づく近江商人
移住体験の三日間、起業家や建設家、農業家など様々な方々にお会いさせていただきました。
皆さん近江商人の“売り手よし”“買い手よし”“世間よし”の三方よしの心得を体現している。
言葉以上に実際にそれを仕事に落とし込み形にすることは本当に難しい、しかし成長発展し続ける社会には必要不可欠で、その理想のモデルケースとなるべく姿に出会うことができました。